KANDORA COLUMNS 07

韓国映画の等級と主要な映画賞

作品紹介ではあまり触れない、韓国映画まわりの「制度」の話です。年齢区分の見方と、ニュースでよく見かける映画賞の名前を知っておくと、韓国の映画記事がぐっと読みやすくなります。

韓国の映画観覧等級(5段階)

韓国では映像物等級委員会(영상물등급위원회)が、すべての劇場公開作品に次の5段階いずれかの等級を付与します。日本の映倫(G/PG12/R15+/R18+)と似た仕組みですが、区分の数と年齢の刻み方が少し異なります。

韓国の等級目安
全体観覧可(전체관람가)年齢制限なし
12歳以上観覧可12歳未満は保護者同伴が必要
15歳以上観覧可15歳未満は保護者同伴が必要
青少年観覧不可満19歳未満は同伴があっても観覧不可
制限上映可指定された制限上映館でのみ上映

日本の「R15+」に近いのは韓国の「15歳以上観覧可」ですが、韓国の「青少年観覧不可」は保護者同伴でも観覧できない点が、日本の「R18+」よりもやや厳格な運用といえます。作品紹介ページの基本情報を見るときの参考にしてください。

ニュースでよく見る韓国の主要映画賞

青龍映画賞(청룡영화상)

大手新聞社が主催する、韓国で最も知名度の高い映画賞の一つ。毎年秋から冬にかけて発表され、その年の話題作・話題の俳優が並びます。

百想芸術大賞(백상예술대상)

映画とテレビドラマの両部門を同時に表彰する珍しい形式の賞で、その年に活躍した俳優・監督・作品を幅広く見渡せます。

大鐘賞(대종상)

韓国で最も歴史の長い映画賞の一つ。長年にわたり、その年を代表する作品や演者を選出してきました。

読み方のコツ:同じ作品や俳優が複数の賞で名前が挙がることも多いですが、賞ごとに主催や選考の視点が異なるので、「どの賞から見た評価か」を意識するとニュースの理解がより深まります。
読むときのポイント
等級は作品の面白さを決める評価ではなく、観られる年齢と表現の目安です。映画賞も受賞歴だけでなく、どの部門で評価されたかを見ると作品選びに役立ちます。

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